リーガル・ステータスは、特許の現況とその権利行使の可能性に関するインサイトを提供することから、特許分析の重要なポイントになります。PatentSight+では、リーガル・ステータスの情報を計算・表示することで、特許ポートフォリオや競合環境について十分な情報に基づいた意思決定を行うことができます。
リーガル・ステータスの算定方法
PatentSight+は、特許庁のデータベースに記録された様々なイベントや情報に基づいて、特許のリーガル・ステータスを決定します。イベントには、登録、拒絶、存続期間の満了、失効、取下げ、異議申立て、年金納付、その他特許のリーガル・ステータスに影響を与える関連イベントが含まれます。PatentSight+は、欧州特許庁(EPO)のデータおよび米国の公開特許出願情報検索ツール(US PAIR)のデータを定期的に更新・処理し、存続期間の調整日も考慮した正確かつ最新のリーガル・ステータスを提供しています。
リーガル・ステータスの種類
PatentSight+には、「リーガル・ステータス(Legal Status)」と 「リーガル・ステータス(シンプル)(Legal Status (Simple))」の2種類のリーガル・ステータスがあります。活用場面や必要な情報レベル(FTO、異議申立てなど)に応じて利用でき、「リーガル・ステータス」は「リーガル・ステータス(シンプル)」よりも多くの情報を提供しています。
いずれのリーガル・ステータスでも、検索項目(Search Field)に選択できます。検索に利用する場合は、以下の手順でご利用ください。
| 「もっと見る(⊕)」をクリックします。 | |
| カテゴリー「リーガル・ステータス(Legal Status)」から対象の検索項目(Search Field)を選択して、検索に適用します。 |
リーガル・ステータスは、PatentSight+の結果リスト(Result List)にも表示できます。
また、出願係属中の全ての特許ファミリーをテーブルで表示し、有効(生存)特許ファミリー件数と出願係属中の特許ファミリー件数を可視化したチャートに使用することもできます。
リーガル・ステータス(Legal Status)
リーガル・ステータス(Legal Status)は、特許ファミリーの具体的な法的地位を反映し、以下の項目があります。
登録(生存)(In Force):リーガル・ステータス「登録(生存)(In Force)」は、任意の国で登録メンバー(生存)を1つ以上含む特許ファミリーが存在することを意味します。 登録済みでまだ生きている特許が含まれます。
出願係属中(Pending):リーガル・ステータス「出願係属中(Pending)」は、1つ以上のメンバーが任意の国で出願係属中であり、どの国にも登録メンバー(生存)を持たない特許ファミリーが存在することを意味します。まだ審査中の特許出願が含まれます。
失効(Inactive):リーガル・ステータス「失効(Inactive)」は、全てのメンバーが全ての国で(拒絶、取下げ、年金未納、無効などを理由に)失効済みである特許ファミリーのステータスです。特許ファミリーの全てのメンバーは、出願係属中または登録(生存)していません。特許の存続期間満了や権利の取り消しに関連する全てのイベントを、信頼できる特許庁(US、EP、DE、GB、WO、AT、JP、CH、TW、NL、CN、KR)から受領している場合、リーガル・ステータスはより安全にご利用いただけます。
オプションは、検索項目「リーガル・ステータス(Legal Status)」が適用されている場合に選択できます。
リーガル・ステータスには、欧州特許(EP)の有効化に関するデータも含まれ、これは出願レベルで有効化され、結果リストに表示されます。例えば、EP出願がある締約国で権利化し、有効になった場合、EP出願のリーガル・ステータスは「有効化済み(Validated)」と表示されます。
結果リスト(Result List)では、各締約国について、文献単位で個別のリーガル・ステータス(失効(Inactive)、出願係属中(Pending)、登録(生存)(In Force))も表示されます。
リーガル・ステータス(シンプル)
「リーガル・ステータス(シンプル)(Legal Status (Simple))」は、特許ファミリーを「生存(Active)」または「失効(Inactive)」に分類する項目です。
生存(Active):リーガル・ステータス「生存」は、特許ファミリーの1つ以上のメンバーが任意の国で係属中または登録済み(生存)のいずれかであることを意味します。まだ係属中の特許出願と、登録済みでまだ生きている特許の両方が含まれます。
失効(Inactive): リーガル・ステータス「失効」は、特許ファミリーの全てのメンバーが全ての国で(拒絶、取下げ、年金未納、無効などを理由に)失効しており、どの国にも出願係属中または登録済みの特許ファミリーメンバーがないことを意味します。
オプションは、検索項目「リーガル・ステータス(シンプル)(Legal Status (Simple))」が適用されている場合に選択できます。
リーガル・ステータスとReporting Dateの関係性
特許のリーガル・ステータスは、Reporting Dateに基づいて決定されます。2000年から前年までの各年の年末(12月31日)、および毎週更新される最新のReporting Dateを提供しています。各Reporting Dateは、特許に記録された最新のイベントや変更をリーガル・ステータスに反映させているため、正確な情報の取得に役立ちます。
リーガル・ステータスに関する指標項目の活用
リーガル・ステータスは、PatentSight+で利用可能な様々な特許分析の項目や指標に関わる重要な要素です。例えば、「選択したリーガル・ステータスの特許・特許出願件数(Number of Applications With Legal Status Selected)」では、特定のオーナーや技術分野の特許ポートフォリオのリーガル・ステータスに関する詳細なインサイトを提供します。
例えば、分析テンプレート「特許ファミリー詳細(Patent Family Details)」に、指標項目「選択したリーガル・ステータスの特許・特許出願件数(Number of Applications With Legal Status Selected)」を追加すると、特許ファミリーに関連する特許・特許出願の数が表示されます。
以下の手順で追加できます。
| テーブルの上部にあるバナーをクリックします(ウィジェット名が示されていることがあります)。 | |
| 歯車アイコンを選択し、「指標項目(Measures)の隣にあるプラスアイコン(⊕)をクリックします。 | |
| 「指標項目の追加(Add Measure)」から、「特許・特許出願(Applications)」を選択します。 | |
| 「選択したリーガル・ステータスの特許・特許出願件数(Number of Applications With Legal Status Selected)」を選択します。 | |
パラメーター「全て(Total)」を選択し、リーガル・ステータスを問わない全ての特許・特許出願の件数を表示します。 |