この記事の内容
- PatentSight+のチャートは指標、項目、軸、チャートタイプなどを全てカスタマイズできるため、用途に合わせて多角的に分析できる分析ツールです。
- 分析テンプレートまたはメニューバーの挿入から追加するチャートを使ってワークブックを作成する方法と、さまざまなチャートタイプがそれぞれ異なる分析目的(ベンチマーキング、トレンド分析、分布、複数の観点を組み合わせた分析)に対応していることを説明します。
- 項目や軸の編集、経年変化に関する分析機能(タイムスライダー、バブル軌跡)、ドリルダウンや表示のカスタマイズなど、チャートの設定方法と操作方法を紹介します。
チャートの概要と用途
LexisNexis PatentSight+のチャートは、単に結果を表示するだけの固定されたチャートではなく、以下の点を自由に設定できる分析ツールです。
指標項目を切り替える(例: Patent Asset Index、特許ファミリー件数(Portfolio Size)、被引用に基づく影響度)
グルーピングを変更する
分析を作り直すことなく、チャートタイプを切り替える
時間経過に伴う推移を分析する
複数の観点でポートフォリオを比較する
表示や分析に関するパラメーターをカスタマイズする
操作の柔軟性により、1つのワークブック内で、複数の視点からすばやく分析できます。
ワークブックにチャートを追加する方法
テンプレートからチャートを選択する
「分析テンプレート(Analysis Templates)」の下にあるテンプレートを選択して、分析を開始します。
「分析テンプレート(Analysis Templates)」を展開します。 |
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「チャート(Charts)」をクリックして、適切なテンプレートを選択します。 |
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| 任意のテンプレートをクリックします。たとえば、「質と量の対比(Quantity vs. Quality)」です。 テンプレートを使ってクイックにチャートを描画しますが、その後も自由にカスタマイズできます。 |
注: 「グルーピング(Groupings)」および「活用場面(Use Cases)」のセクションにも、分析に適した多数のチャートとテーブルが用意されています。 適切なチャートテンプレートの選び方について詳しくは、 こちらをクリックしてください。
未設定のチャートを挿入する
メインツールバーの「挿入(Insert)」→「チャート(Chart)」からチャートを挿入することもできます。
「挿入(Insert)」をクリックします。 |
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「チャート(Chart)」をクリックしてチャートを挿入します。その後、分析の目的に応じて 指標項目(Measure)、軸(Axis)、グルーピング(Attribute)を定義できます。 |
チャートタイプ
PatentSight+では、さまざまな分析目的に対応する多様なチャートタイプを利用できます。 チャートタイプはいつでも チャートの設定(歯車アイコン)から変更できます。 下図のように、チャートタイプ、軸、指標項目を簡単に設定できます。
代表的な例は次のとおりです。
バブルチャート(Bubble Chart) – 例:質と量の対比(Quantity vs. Quality)(特許ファミリー件数(Portfolio size)とCompetitive Impactを軸にし、バブルの面積でPatent Asset Indexを表現)
横棒グラフ(Column Chart) – 例:出願係属中と登録(生存)のスライス
折れ線グラフ(Line Chart) – 例:Patent Asset Indexの推移
円グラフ(Pie Chart) – 例:特許ポートフォリオのCPC / IPC分類のスライス
各チャートタイプは、それぞれ異なる分析視点を強調します。
オーナー間の比較 → バブルチャート(Bubble Chart)または横棒グラフ(Bar Chart)
時間の経過に伴う推移 → 折れ線グラフ(Line Chart)または縦棒グラフ(Column Chart)
カテゴリごとの分布 → 円グラフ(Pie Chart)
2次元のグルーピング → マトリックスチャート(Matrix Chart)
チャートタイプを切り替えると、同じ検索結果(分析対象)を別の視覚的・分析的な角度から再解釈できます。
以下は、上記の出願係属中と登録(生存)に関するチャートがプラットフォーム内でどのように設定されているかを示したものです。
出願係属中と登録(生存)
チャートの構成要素(構造と主要要素)
各チャートは、次の要素で構成されます。
タイトル – 分析の焦点を定義します。 |
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| 横軸(水平方向)(X-axis) – 横方向の指標項目(Measure)またはグルーピング(Attribute)を定義します。 | |
| 縦軸(縦方向)(Y-axis) – 縦方向の指標項目(Measure)を定義します。 | |
| バブルサイズ(棒の長さ / 線の値) – 可視化する指標を定義します。 | |
| 凡例 – グルーピング(Attribute)の内容を表示します。 | |
操作関連アイコン:• ▶ 再生(推移アニメーション) • ⚙ 編集 (詳細設定) • ✕ 閉じる |
軸ラベルやバブルを直接クリックすると、指標項目(Measure)をすぐに切り替えられます。 上記に示したすべての項目はクリックしてカスタマイズできます。
この構造により、チャートを作り直すことなく分析の視点を再設定できます。
チャートで設定できる項目
一般設定
歯車アイコンから詳細設定を開きます。チャートの編集(Edit Chart)では、次の操作ができます。
チャートタイプを変更する |
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このセクションでは、指標項目(Measure)の切り替え、グルーピング(Attribute)の定義、 スライス項目(例: バブルやグルーピング)変更、 そして軸の調整を行えます。 |
詳細タブ(チャートタイプに応じて表示)
軸のスケーリング(線形 / 対数)
ラベルの表示 / 非表示
指標項目(Measure)の表示方法(例: バブルサイズ、横棒の長さ、縦棒の高さ)
データの表示設定
チャート要素内に値を表示する設定
チャートタイプを変更しても分析対象のデータはリセットされません。同じデータを別の分析視点から再解釈します。
時間の経過に伴う推移を分析する方法
チャートは、次の機能により履歴の推移を分析できます。
タイムスライダー(Time Slider)
バブル軌跡(Bubble Trails)
いずれも「再生」ボタンによるアニメーション表示に対応しています。 アニメーション機能により、指標の時間的な推移を動的に可視化できます。以下に例を示します。
タイムスライダー(Time Slider)
「挿入(Insert)」をクリックし、「タイムスライダー(Time Slider)」を選択します。 |
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| タイムスライダーがチャートの下に追加されます。 | |
| 再生ボタンをクリックします。データの時間的推移を示すアニメーションが始まります。停止または再開するには、 それぞれ再生ボタンまたは停止ボタンをクリックします。 |
注 - 同じシート内の2つのウィジェットにタイムスライダーを適用すると、 2つのチャートにまたがる時間変化も可視化できます。
まず、横棒グラフ(Bar Chart)やバブルチャート(Bubble Chart)など、任意のチャートを2つ以上挿入します。 |
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| 「挿入(Insert)」をクリックし、「タイムスライダー(Time Slider)」を選択します | |
| タイムスライダーがチャートの下に追加されます。 | |
| 再生ボタンをクリックします。2つのチャートにまたがる データの時間的推移を示すアニメーションがすぐに始まります。停止または再開するには、 それぞれ再生ボタンまたは停止ボタンをクリックします。 |
バブル軌跡(Bubble Trails)
歯車アイコンをクリックして「チャートの編集(Edit Chart)を開きます。 |
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| 「バブル軌跡を表示する(Show Bubble Trails)」を選択すると、時間経過に伴う推移を可視化するバブル軌跡が表示されます。 | |
| 各バブルは特定の時点を表します。たとえば特定のReporting Date(報告日)です。 透明度が高くなるほど、そのバブルがより過去の時点を示していることを意味します。 | |
| 再生ボタンをクリックすると、時間経過に伴う推移のアニメーションを表示できます。 |
マトリックスチャートの概要と用途
マトリックスチャート(Matrix Chart)は、軸上に2つのグルーピング(Attribute)を組み合わせ、 選択した指標項目(Measure)をバブルサイズで表すことで、複数次元の分析を可能にします。 これにより、1つの可視化の中で2つの構造的次元の相互関係を分析できます。
この例では、マトリックスチャートはオーナー(Owner)(縦軸(縦方向))とIPCクラス(横軸(水平方向))でグルーピングされており、 バブルサイズの指標項目(Measure)にはPatent Asset Indexが使用されています。
バブル内に数値を表示して、指標を正確に解釈することもできます。
読み取り例:RELXが保有し、IPCクラス「G06F 17」に属する特許ポートフォリオのPatent Asset Indexは200です。
ワークブックにマトリックスチャートを挿入する方法
方法1 - 「分析テンプレート(Analysis Templates)」の「チャート(Charts)」セクションにアクセスします。 |
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| 「テクノロジーマトリックス(Technology Matrix)」テンプレートを選択します。 | |
| 方法2 - 「挿入(Insert)」をクリックし、「チャート(Chart)」を選択します。 | |
| チャートの歯車アイコンをクリックして、「チャートの編集(Edit Chart)」を開きます。 | |
| 「一般(General)」でチャートタイプとして「マトリックス(Matrix)」を選択します。次に、縦軸(縦方向)(X-axis)と横軸(水平方向)(Y-axis)のグルーピング(Attribute)と、バブルサイズの指標項目(Measure)を選択します。 |
チャートをカスタマイズする方法
項目の色を変更する
ドリルダウン(Drilldown)メニューから項目に任意の色を割り当てることができます。 チャートに表示されている任意の項目の色を変更できます。
バブルをクリックしてドリルダウン(Drilldown)メニューを開きます |
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| 「色を変更する(Change Color)」をクリックして、対象のバブルで表示されている項目の色を選択します。 選択した色はバブルだけでなく、ワークブック内の他のすべてのチャートで同じ項目に適用されます。 |
軸を調整する
軸は次の方法で変更できます。
軸ラベルを直接クリックする
歯車アイコンからチャートの編集を使用する
同じ分析条件のまま、指標項目(Measure)を切り替えられます。軸ラベルから調整するには、次のように操作します。
横軸(Y-axis)のラベルをクリックすると、横軸を書式設定したり、 別の指標項目(Measure)を選択したりできます |
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| 縦軸(X-axis)のラベルをクリックすると、縦軸を書式設定したり、 別の指標項目(Measure)を選択したりできます。 |
マウスオーバーのオプションとドリルダウンの使用
対象のデータにカーソルを合わせると、詳細情報が表示されます。項目はクリックして選択することもでき、 分析をさらに絞り込めます。この例では、Reporting Date 12/31/2023(2023年12月31日)時点のMedtronicの特許ポートフォリオを選択しています。
項目を非表示にする
特定の項目(例: 不要なオーナー(Owner)、タグ(Tag)、IPC)を表示したくない場合は、非表示にできます。 たとえば、分析に関連しないオーナーを非表示にしたい場合に便利です。
注: 非表示にした項目は、表示されなくなるだけで、分析自体からは除外されません。 ワークブック全体、さらには今後作成するすべてのワークブックで項目を非表示となります。詳細はここをクリックしてください。
まとめ
チャートは、目的に応じて様々な設定が出来る分析ツールです。
項目を選択して、分析の焦点を絞り込めます。
1つのワークブック内に複数のチャートを組み合わせられます。
チャートごとに個別のタイムスライダーを追加できます。
チャートを使って、ポートフォリオ戦略を視覚的に検証できます。
チャートは、複雑な特許データを、単なる表示ではなく、自在に設定可能な分析モデルとしてご利用可能です。