この記事の内容
- Protégéの分析対象を確認する2つのステップとして、結果母集団の概要の確認と、PatentSight+の結果リスト(Result List)に直接アクセスして行う詳細確認について説明します。
- 結果母集団の概要を使用して、検索構文(search syntax)、検索結果の総数、出願期間、および結果に含まれる特許ファミリーのステータスを確認する方法を説明します。
- 検索式を再作成せずに、分析対象の特許ファミリーをPatentSight+の結果リストで直接開き、レコード単位で確認する方法を説明します。
- 2つの確認ステップを組み合わせて、分析前にデータセットの妥当性を確認し、分析中に対象の特許レコードを詳しく確認する方法を説明します。
確認ステップ2:PatentSight+の結果リストへのアクセス
Protégéの分析対象を確認する2つのステップ
- 分析を開始する前に、データセットが分析の意図を反映していることを確認します。
- 分析中に、分析対象の特許ファミリーをレコード単位で確認します。
確認ステップ1:結果母集団の概要
使用方法
1. 質問を入力します:
BMWのポートフォリオで、最もパフォーマンスが高い技術は何ですか?
2. Protégéが作成した検索式を確認します
各チャートには、使用された検索構文(search syntax)の全文に加えて、検索結果の総数[特許ファミリー(Patent Families)]、出願期間[出願年(Filing Years)]、および結果に含まれる特許ファミリーのステータス[「特許ファミリー」の横にある「i」アイコンをクリックして確認]が表示されます。
ポートフォリオを調査する際の結果母集団の概要。分析を開始する前に、使用された検索構文、特許ファミリー件数、出願年、結果に含まれる特許ファミリーのステータスを確認できます
3. 概要パネルで3つの項目を確認します
- 特許ファミリー(Patent Families):全体の件数は妥当ですか?件数が予想より多い場合は、検索範囲が広すぎる可能性があります。予想より少ない場合は、検索条件が厳しすぎる可能性があります。
-
出願年(Filing Years):範囲は確認したい期間と一致していますか?
想定より古い、または新しい出願が含まれている場合は、条件を追加する必要がある可能性があります。 - 含まれる特許ファミリー(Patent Families Included):結果には、どのステータスの特許ファミリーが含まれていますか?
4. 確認または調整します
Protégéは、これらの結果を対象範囲に関する確認事項として提示し、具体的な次のステップも示します。
本機能の意義
対象範囲の問題は、分析が完了した後に初めて明らかになることがよくあり、不適切なデータセットから得られたインサイトの解釈に、すでに時間を費やしている可能性があります。先に検索結果を検証することで、潜在的な問題を早期に特定して修正でき、手戻りを減らし、最終的な分析結果への信頼を高められます。
対象ユーザー
結果母集団の概要は、ランドスケープ分析、ホワイトスペース分析、競合調査を行うユーザーに特に有用です。これらのワークフローでは、対象となる特許群の定義が不適切だと、分析から導き出される結論の信頼性が損なわれる可能性があります。
確認ステップ2:PatentSight+の結果リストへのアクセス
対象範囲が適切であることを確認したら、次に「実際にいくつか読んでみたい」と思うことが多いでしょう。Protégéでは、検証済みの検索コンテキストを維持したまま、対応するPatentSight+の結果リスト(Result List)を開くことができます。
使用方法
Protégéの回答内で[結果リストで見る(Open Result List)]を選択すると、検索式が適用された状態でPatentSight+の結果リストが直接開きます。
結果母集団の生成に使用された検索構文とともに表示される[結果リストで見る(Open Result List)]リンク
結果リストでは、PatentSight+で使い慣れた機能をすべて利用できます。特許ファミリーの詳細、請求項、図面、発明者(inventors)、出願人(applicants)、特許ファミリーのメンバー(family members)などを確認できます。これにより、対話型分析を補完する、レコード単位の詳細な確認が可能になります。
Protégéから直接開いたPatentSight+の結果リスト(Result List)。検索コンテキストが引き継がれ、レコード単位で確認できます
注:PatentSight+の結果リストで[Protégéで要約(Summarize with Protégé)]機能を利用できるようになりました。Protégéが特許ファミリーの初回要約を生成します。初回要約には、特許ファミリー(patent family)の概要、技術的な要約、平易な言葉による要約、請求項で規定された主な特徴、Technology Relevance、想定される用途、推奨される次のステップが含まれます。この要約を確認した後、追加の質問を行うことで、さらに詳しく確認できます。詳細については、こちらをご覧ください。
本機能の意義
Protégéは、問いを投げかけ、その結果に対して解釈・インサイトを得るための最も迅速な方法です。結果リストでは、個々の特許ファミリーを詳しく確認できます。以前は、Protégéから分析をPatentSight+で開き、検索式を実行する必要がありました。小さな手順ではありましたが、「このランドスケープは興味深い」と感じてから「分析対象の特許ファミリーを自分で確認する」までの流れが途切れていました。この手順が不要になったことで、結果母集団で確かめた対象範囲をそのまま引き継ぎ、特許ファミリー単位で確認できるようになりました。
対象ユーザー
- 請求項を詳細に確認する
- 特許の保有状況を確認する
- 技術的な開示内容を確認する
- Protégéが引用した具体例を検証する
- 分析中に特定された注目すべき特許ファミリーを調査する
2つの確認ステップを組み合わせることで、次の流れに沿って分析対象の妥当性を確認できます。
質問を入力し、対象範囲を検証して分析を実行した後、分析対象のレコードを確認します
よくあるご質問
結果母集団の概要に回答する必要がありますか?
概要に検索結果の詳細が表示されないのはなぜですか?
概要を確認した後、検索式を変更するにはどうすればよいですか?
期間を狭める、管轄(国・特許庁)を追加または削除する、技術概念を除外するなど、変更したい内容をProtégéに伝えます。Protégéが検索式を再作成し、新しい結果母集団の概要を生成します。
検索構文を別の場所で再利用できますか?
はい。概要には正確な検索構文が表示されます。これをコピーして、基本メニュー(Custom Analysis)で直接再利用できます。
結果リストを開いたときに引き継がれる情報は何ですか?
検索コンテキストが引き継がれます。会話履歴、生成された要約、コメント、その他の会話で生成された内容は、現時点ではPatentSight+に引き継がれません。
結果リストを開くとProtégéの会話は終了しますか?