概要
Reporting Dateのご利用方法
チャートとテーブル
過去分析の再現性
Reporting Dateと公開日・優先権主張日・出願日の違い
概要
本記事では、Reporting Date(報告日)の概念と、その PatentSight+ における適用方法を説明します。
Reporting Dateは、過去のある時点に「タイムトラベル」して、その時点の特許ランドスケープを分析できる仕組みです。Reporting Dateは、特許ポートフォリオや特許ファミリーを評価するための時点を示します。
現行のReporting Dateは現在の世界の状態を表し、PatentSight+ のデータベース更新(週次)に合わせて変動します。過去のReporting Dateは各前年の年末(12月31日)に設定されています。現在は2000年まで遡るReporting Dateが利用可能です。
重要事項
既定で提供されている以外のReporting Dateは選択できません。選べるのは、現行のReporting Dateと、2000年までの各年の12月31日です。
任意のReporting Dateでは、その時点でアクティブだった特許ファミリーのみが分析対象になります。アクティブな特許ファミリーとは、少なくとも1件のアクティブメンバー(出願中または存続中の特許)を持つファミリーです。
さらに、選択したReporting Dateにおける PatentSight+ の各種指標計算には、その時点で入手可能だった情報のみが用いられます(引用情報やその他の計算に用いる情報を含む)。唯一の例外は特許所有者情報です。任意のReporting Dateにおける特許ファミリーのオーナーは、過去に別主体に属していた場合でも、常に現在の Ultimate Owner(最終親会社)として扱われます。また、過去時点で利用可能であるべきデータの遅延受領やデータ修正があった場合には、情報が遡及的に変わることがあります。
例えば、Reporting Dateを「31/12/2013」に設定した場合、2014年以降に公開された特許ファミリーは分析対象に含まれません。また、「31/12/2013」にアクティブだった特許ファミリーの Market Coverage は、その年のGNI値(当時値)を用いて計算され、現行値は用いません。
Reporting Dateのご利用方法
Reporting Dateを使って過去に「遡って」検索結果を評価するには、検索パネル下部に表示されるReporting Dateをクリックし、希望の日付を選択します。
検索パネル
注:過去のReporting Dateは、その時点での生存特許ファミリーのみを対象とするため、過去のReporting Dateを選択して失効特許ファミリーを含めることはできません。
ヒント:選択したReporting Dateをワークブック全体に適用するには、メインツールバーの「オプション(Options)」を開き、「Reporting Dateを全てのシートに適用(Apply Reporting Date to Entire Workbook)」をクリックします。
チャートとテーブル
過去のReporting Dateは、「Reporting Date(報告日)」または「Reporting Date (Year)(報告年)」を適用することでチャートやテーブルにも表示できます。例えば、分析テンプレート「Patent Asset Indexトレンド(Patent Asset Index Trend)」は、ある特許ポートフォリオの Patent Asset Index が時間とともにどのように推移したかを示します。すなわち各時点での生存特許ファミリーの Patent Asset Index を表示し、当該時点の全特許ファミリーの Competitive Impact(Market Coverage × Technology Relevance)の合計として計算されます。
バブルチャートでは、バブル軌跡を描くことで、Reporting Dateごとに可視化できます。軌跡の各バブルが1つのReporting Dateを表し、透明度の変化で時系列の推移を示します。
テーブルにグルーピング項目「Reporting Date(報告日)」を追加すると、各Reporting Dateでの正確な値を一覧できます。
過去分析の再現性
特許データは「生きて」おり、PatentSight+ のデータベースは継続的に更新・改善されています。そのため、過去に得られた分析結果を後日まったく同一に再現できない場合があります。
分析結果は PatentSight+ の → エクスポートオプション を使って保存できます。また、分析や検索で得た特許ファミリー集合(母集団)を定期的に「タグとタグ付け」で管理しておくのも有効です。これにより、リーガル・ステータス、オーナー、評価指標が時間とともに変わっても、過去の分析や検索で用いた特許ポートフォリオを追跡できます。
Reporting Dateと公開日・優先権主張日・出願日の違い
現行のReporting Dateは、現在の世界の状態を表します。
過去のReporting Dateを選択すると、その時点でポートフォリオを評価します。すなわち、各年年末時点の生存特許ファミリーのみが分析対象になります。留意点として、最終所有者(Ultimate Owner)の概念は常に適用され、過去に別主体に属していた場合でも、現在の所有者が適用されます。
過去の Reporting Dateを適用する場合は、その時点での生存特許ファミリーを切り出し、当該特許ポートフォリオに基づいて他の指標を評価している、ということになります。公開日、優先権主張日、または出願日の分析に関心がある場合も、レポートにて分析可能です。
これらのメトリクスを探索するには、検索で時間フィルターを追加して、たとえば特定期間に公開された特許ファミリーに絞り込むか、上部の「期間(Time)」フィルターを選択して検索に追加します:
または、各種チャートやテーブルで評価します:
Reporting Dateの詳細や、レポート内の他メトリクスの活用については、カスタマーサクセスチームまで こちら からお問い合わせください。