この記事の内容
- Protégé in PatentSight+の概要と、自然言語による質問を構造化された特許分析や視覚的なインサイトに変換する仕組みを紹介します。
- Protégéがビジネス上の質問を解釈し、文脈を踏まえたチャート、要約、推奨事項を生成するまでの4段階のワークフローを説明します。
- 主な活用場面と、関連性が高く実行に移しやすい結果を得るためのプロンプト作成のポイントを紹介します。
- Protégéの利用を申請する方法を説明します。
Protégé in PatentSight+の概要
LexisNexis Protégé™は、LexisNexis® PatentSight+™で利用できる生成AIアシスタントです。質問を入力すると、構造化され、視覚的に提示され、文脈を踏まえた回答へと迅速に変換されます。
Protégéは、ユーザーに代わってPatentSight+を操作する知的財産アナリストの役割を担うAIエージェントであり、質問の種類を理解できるよう学習しています。チャート、フィルター、ワークフローを手作業で設定・操作する代わりに、Protégéに質問できます。Protégéは、信頼性の高い同一のPatentSight+データ、指標、分析機能を基盤として動作します。
Protégéの仕組みとできること
質問を入力します
Protégéが、実行するPatentSight+の分析を判断します
Protégéが、関連するデータを取得して分析します
Protégéが、説明、可視化、背景情報を提示します
Protégéの基盤となるデータは、LexisNexis®が所有・整備し、世界の知的財産部門から25年以上にわたり信頼されてきた特許データです。
知的財産の専門家とイノベーションを重視するビジネスリーダー向けに設計されたProtégéでは、日常的な言葉で質問するだけで、PatentSight+の厳選・拡充されたグローバルデータと、学術的に開発され業界で実証された算出方法に基づく、構造化された視覚的な回答を得られます。回答には質問の背景も反映されます。
Protégéは情報を取得するだけではありません。ユーザーの意図を解釈し、ベンチマーキングのロジックを適用して、特許分析やデータに関する高度な専門知識がなくても、構造化された視覚的なインサイトを提示します。簡潔に言えば、質問すると、Protégéが独自性の高いインサイトを提示します。Protégéは、データ品質を損なうことなく、AIによる対話の使いやすさを提供します。
Protégéと他のAIツールとの相違点
汎用AIツールとは異なり、ProtégéはPatentSight+における戦略的な知的財産の意思決定に特化して設計されています。特許ポートフォリオの強さ、競合企業のベンチマーキング、技術動向など、知的財産に特有の質問に対応し、Patent Asset Index、Technology Relevance、Competitive Impactを含むLexisNexis®の算出方法に基づいて回答します。
汎用AIツールも有用ですが、PatentSight+の分析を実行したり、その算出方法を適用したりするようには設計されていません。Protégéは、整備され、出典を追跡できるPatentSight+データを使用し、自由な探索ではなく、意思決定を目的とした構造的な特許分析を支援するよう設計されています。
Protégéは、AIの柔軟性と分析上の正確性を両立します。同じ質問でも、ユーザーの意図の解釈によって回答がわずかに異なる場合があります。ただし、すべての回答は、特許アナリストの視点と、同じ基盤データおよび分析機能に基づいています。
分析の整合性を保つため、Protégéが数値を生成または変更することはありません。AIは質問を解釈し、データへの問い合わせ方法を判断するために使用されます。一方、チャートや可視化は、PatentSight+のデータと分析機能を用いた決定論的な処理によって生成されます。この方法により、視覚的な出力と基礎データとの整合性が維持されます。
確立された知的財産分析の算出方法に、関連するビジネス背景と統制された分析フレームワークを組み合わせることで、Protégéは信頼性が高く、実行につなげられるインサイトをより効率的に得られるよう支援します。
Protégéは、次の方法で構造化された特許分析を支援します。
アナリストのような推論アプローチでユーザーの質問を解釈します
整備され、追跡可能なPatentSight+データを使用します
探索的な情報収集にとどまらず、意思決定を目的とした分析を支援します
このアプローチでは、確立された知的財産分析の算出方法と関連するビジネス背景を組み合わせ、効率的で根拠の明確な分析を支援します。
対象ユーザー
Protégé in PatentSight+は、検索式、フィルター、ダッシュボードを手作業で作成する負担なく、複雑な特許に関する質問に対して価値の高い回答を必要とするユーザー向けに設計されています。
Protégéは知的財産アナリスト向けに構築されていますが、研究開発、経営戦略、M&A、経営層を含む幅広い専門家が利用できます。技術的な障壁を取り除くよう設計されているため、特許ツールの使用経験が豊富でない方にも有用です。
活用場面とプロンプトのヒント
Protégéは、自然言語で入力された幅広い戦略的な質問への回答を支援します。Protégéにログインすると、試すことができるプロンプトの候補が表示されます。長いプロンプト一覧を提示したり、使い方を限定したりするのではなく、活用の着想につながる例を示すことを目的としています。Protégéの利用に関するフィードバックも歓迎します。
活用場面
Protégéは、信頼性の高いPatentSight+の指標と可視化を使用し、企業、技術、地域を比較する質問に回答します。
より具体的には、現在、Protégéでは次の目的を想定したプロンプトで検証されています。
プレーヤーを特定する:「現在事業を展開している、または参入を予定している業界全体のプレーヤーを特定する。」
業界分野を特定する:「現在事業を展開している、または参入を予定している業界全体の環境を把握する。」
1つまたは複数の特許ポートフォリオを分析する:「企業の特許ポートフォリオの強みと弱みを評価する(SWOT分析)。」
1つまたは複数の特許ポートフォリオを比較する:「複数企業の特許ポートフォリオを比較し、企業の特許ポートフォリオに関連する機会と脅威を評価する(SWOT分析)。」
特許ポートフォリオを最適化する:「特許ポートフォリオを最適化し、戦略との整合性とコスト効率を高める。」
M&A候補を特定・評価する:「戦略的なポジショニングと技術力の強化につながる買収または協業の機会を特定する。」
請求項を解釈する:「戦略、法務、研究開発の意思決定に役立てるため、特許請求項の範囲と強さを把握する。」
プロンプト作成のヒント
より適切な回答を得るには、次の点を考慮してください。
- 知的財産と事業戦略に関する質問に焦点を当てます(例:特許、競合他社、ライセンス、イノベーション動向)。
- Protégéに考慮させる事実を明示します。
- 目的と用途を具体的に示します(例:競合他社を評価する)。背景や関連情報を入力すると、Protégéから関連性の高い回答を得やすくなります。
- 期待する回答の種類や形式を指定します(例:簡潔な要約、詳細なレポート、概要説明)。
- フォローアップのプロンプトを使い、質問の範囲を絞り込んだり広げたりします。
- 必要な回答を得るため、プロンプトを調整し、フォローアップの質問を行い、追加の要望を含めます(例:「この点を詳しく説明してください」または「強調した部分について、詳細を追加してください」)。
注:AIが生成した内容は、正確性を確認する必要があります。
利用を開始する方法
PatentSight+のProtégéの利用については、こちらからお問い合わせください。または、support@lexisnexisip.com宛てに、利用を希望する旨をお伝えのうえ、デモをご依頼ください。
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