今後の追加内容
LexisNexis® PatentSight+™に、インドの特許データが追加されます。 リリースは2026年11月9日を予定しています。 インドは世界で6番目に大きな特許出願国・地域です。 今回のリリースでは、約180万件の書誌文献(特許出願、登録特許、意匠)が追加され、 インドのメンバーを少なくとも1件含む約139.5万ファミリーが対象となります。
今回追加されるのは、IPC分類と取得可能なリーガル・イベントを含む書誌データです。 請求項、明細書、画像、OCR、機械翻訳は、この書誌データには含まれません。 全文データは、利用可能な場合に、LexisNexisの既存のデータソースを通じて提供されます。
分析への影響
- 収録範囲の拡大: インドのみに出願された発明が、PatentSight+およびProtégéで利用する既存のデータに加わります。
- 特許ファミリーの拡充: 既存のファミリーに、該当するインドのメンバーが追加されます。 Market Coverage(MC)はファミリーの構成に基づいて算出されるため、 MCと、それに依存する指標にも、拡充されたファミリー構成が反映されます。 Technology Relevance(TR)は、他のすべての特許を基準とする相対的な評価指標であるため、 インドのメンバーを含まない特許でもわずかに変動します。 通常、その変動は一般的な週次更新で見られる変動より小さいものですが、 まれに大きくなる場合があります。
- 共通の手法によるポートフォリオ分析: インドが関係する競合比較や地域別のポートフォリオ分析で、 より正確に状況を把握できるようになります。
- 年金: インド特許の年金計算には、インド特許庁の料金を使用します。 インドのデータには、料金の支払い情報と日付が含まれます。
収録範囲と制約
リーガル・ステータス
PatentSight+では、インドを「untrusted authority」として扱います。 これは、取得できるリーガル・イベントのデータだけでは、 信頼性のあるリーガル・ステータスを判定するのに十分ではないためです。 取得可能なインドのリーガル・イベントは、 PatentSight+のリーガル・ステータス判定ロジックに対応付けられ、文献単位で表示されます。 また、可能な場合はWIPO ST.27コードが付与されます。 これらを確認するには、結果リストで各ファミリーの右上に表示される 「登録(生存)/出願係属中/失効」のボタンをクリックし、 リーガル・ステータスの閲覧画面を開いてください。
インド特許で提供されない項目
インド特許では、以下の項目は提供されません。
- 引用: インド特許の引用データは受領していないため、後方引用は利用できません。 他の特許(米国特許など)がインド特許を引用している場合、 その引用は通常のデータ取得経路を通じて収録されます。
- CPC: インドではCPCを使用していません。 ただし、ファミリー内にCPCを使用する特許庁のメンバーが含まれる場合、 ファミリーにCPCコードが付与されることがあります。
- Fターム: インドではFタームを付与していません。 ただし、ファミリー内に日本のメンバーが含まれる場合、 ファミリーにFタームが付与されることがあります。
ファミリーID
DOCDB/EPOのシンプルファミリーID(sfam_ID)を持つファミリーでは、 そのIDを使用します。 該当するIDを持たないファミリーには、 LexisNexis独自の形式によるID(121418383などの整数)を付与します。 これにより、従来のPatentSight+のデータや、 DOCDB/EPOのIDを使用する他のシステムとの整合性を維持します。
よくあるご質問
利用開始にあたり、何か操作が必要ですか?
インドデータの利用に、有効化の操作は不要です。 既存のPatentSight+の検索・ポートフォリオ分析の操作を、 引き続きご利用いただけます。
Protégéでインドデータを分析するには、どうすればよいですか?
既存のProtégéの操作を通じてご利用いただけます。 インドのポートフォリオ、競合企業、技術分野、出願動向について自然言語で質問したり、 拡充されたデータを使って競合を比較したりできます。 また、インドの公報と、グローバルな特許ファミリー内での関係も確認できます。
PatentSight+と同じデータを使用していますか?
はい。ProtégéはPatentSight+と同じ基盤データを使用するため、 収録範囲と分析上の制約も同様に適用されます。 今回追加されるデータは書誌データであり、 請求項、明細書、画像、OCR、機械翻訳は含まれません。 また、インド特許自体の後方引用データ、CPC分類、Fタームも含まれません。
Protégéでは、いつからインドデータを利用できますか?
PatentSight+と同時に利用可能になる予定です。 インドデータの追加は、2026年11月9日を予定しています。 その後、新しいインドのレコードは週次で提供され、 収集週から数えて2週後の暦週に利用可能になる見込みです。 収集後、直ちに反映されるわけではありません。
インドで存続している特許が、Protégéの結果から除外されることがあるのはなぜですか?
ファミリーが非アクティブでも、 インドのすべてのメンバーが失効しているとは限りません。 そのため、アクティブなファミリーに限定した検索では、 インドで存続している特許が除外される場合があります。 Protégéでは、PatentSight+ほどリーガル・ステータスを詳しく確認できないため、 アクティブなファミリーのみを対象とする質問では、この点にご留意ください。
ファミリーのリーガル・ステータスの判定方法に関する一般的な説明は、 リーガル・ステータス(Legal status)をご参照ください。
以前に確認した回答が変わることはありますか?
変わる可能性があります。 Technology Relevanceなどの指標は、特許全体の母集団を基準として算出されるため、 インドデータが反映されると、 インドのメンバーを含まないファミリーでも結果が変わる場合があります。 その差異には、特許活動の変化に加え、 データ収録範囲の拡大が反映されている場合があります。 レコードや検索条件と整合しないと思われる回答がある場合は、 担当CSMまたは サポートへお問い合わせください。
補足: PatentSight+とProtégéは同じ基盤データを使用しているため、 本記事で説明しているデータの収録範囲や分析上の制約は、 Protégéの回答にも適用されます。 Protégéでの利用への影響については、 LexisNexis Protégé™ in PatentSight+へのインド特許データ追加について をご参照ください。